数年前からドンキで販売されていたノーズミントですが、最近の蒸し暑さやマスク生活に対策としてドラッグストアやホームセンターでも大々的に販売されるようになりました。
これはなんだ!怪しい…と思う人が多います。
決して怪しいものではなく、いわゆるメンソールのスースーしたことを体感できる便利グッズです。
ノーズミントはタイ発祥?
日本では「ノーズミント」として販売されていますが、タイでは「ヤードム」として昔から販売されています(以下、ヤードムと表記します)。
ヤードムとは、タイ語でยา(ヤー)が「薬」、ดม(ドム)が「におう」という意味であり、あわせて、ยาดม(ヤードム)です。
タイ人なら必ずと言ってよいほど持っており(好き嫌いはあるそうです)、1つ20バーツ程度で薬局やスーパー等どこでも手軽に買うことができます。
※1バーツ=3.45円なので70円程度です
ヤードムの使い方
鼻にぶっさしてつかうこともできるヤードムですが、初心者向けへご紹介。
ヤードムのつくり
リップスティックとほぼ同じ形です。
具体的には、左図から右図に分解できます。
キャップ、本体①、本体②の3つに分解できます。本体②に液体が入っています。
ヤードムの使い方
普段使う際は、くるくるキャップを回して、本体①と本体②がくっついた形で使用します。本体①の白い部分を鼻に近づけ、鼻から深呼吸すればメンソールの香りが鼻に入ってきます。
たまに勢い余って、本体①まで回し外してしまうことがあります。
もちろん上図のように、本体②から直接使うこともできますが、原液になるので取り扱いには要注意です。
すぐに揮発しますが、液体が付いた手で目をこすったりすると、とても目が痛くなるので絶対に触らないようにしてください!!
何が含まれているの
怪しいものが入ってないのか気になるところですが、全て合法で危険物ではないので安心してください。
あくまでも例ですが、写真のヤードムには以下のものが含まれていると記載があります。
Menthol(メンソール) 55.900%w/v
Peppermint Oil(ペパーミントオイル) 3.727%v/v
Camphor(樟脳:ショウノウ) 4.969%w/v
Borneol(ボルネオール) 9.000%w/v
Eucalyptus Oil(ユーカリオイル) 6.200%v/v
and Others(その他)
合計、2cc入っています。
ヤードムを使うシチュエーション
あくまでも代表例です。本場タイでは暑さ対策やかゆみ止めにも使われているようですが、基本的な内容物はメンソールなので日本でも同様なシチュエーションで使うことができるのではないでしょうか。
1. 気分転換に
気分をリフレッシュしたいときに、使えます。特にイライラした時にヤードムを使って気持ちを静めることができます。
ちょっと頭痛がしたとき、下部の容器を使って、液をこめかみになどにつけるのがタイ人流の頭痛対策。頭痛が軽くなるような気がしてくるから不思議です。
2. 鼻の通りが悪い時
鼻通りが悪い時に使うとスーッとするので、気分が良くなります。
一年中、蚊が多いタイ。蚊に刺されたらヤードムをさっと取り出して、刺された箇所に塗りましょう。清涼感のある香りが痒みを和らげてくれるかも!?
3. 眠気覚ましに
この用途が多いのではないでしょうか。絶対に寝れない会議や運転中等、必需品です。